メニュー

歯周病(歯槽膿漏)の治療・予防

歯周病とは

歯周病とは、プラーク(歯垢)に潜む歯周病細菌が感染を起こし、歯茎や歯を支えている骨などの歯周組織に炎症を起こしてしまう病気です。なかなか症状が出ず、明確に症状が出てきてしまった時には重篤化していることが多いです。3人に2人が疾患していると言われており、世界で1番疾患率の多い病気としてもギネス世界記録にも記載されています。歯を失う原因は、虫歯と思われがちですが、歯周病が歯を失う原因の第1位です。

歯周病の診断方法

・歯周ポケットの検査:歯周病は進行するほど歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)が深くなります。歯周ポケットに「プローブ」という器具を挿入して深さを測ります。その際に、歯茎からの出血や歯の動揺も確認して判断していきます。

・レントゲン検査:レントゲン写真からは、顎の骨がどのくらい溶けているのかを確認します。

歯周病の分類

歯周病は、大きく分けると歯肉炎と歯周炎の2つに分けられます。一般的な歯周病の進行段階は、歯肉炎→軽度歯周炎→中度歯周炎→重度歯周炎という流れで進行します。

歯肉炎とは、歯の周囲にある歯茎だけが腫れている、比較的軽度の炎症のことを言います。歯茎が赤く腫れたり、歯磨きの際に出血があるといった症状があります。歯肉炎は歯周炎になる手前の状態であり、歯周病の初期段階であると言えます。

歯周炎とは、歯肉炎が悪化し歯茎だけではなく、歯を支えている骨にまで腫れが広がっている、重度な炎症のことを言います。歯周炎は、軽度・中度・重度の3段階に分けられます。

軽度歯周炎:歯周ポケットの深さは3~4mmほどで、歯茎が腫れるほか、歯磨きの際に出血がある、冷たいものがしみるなどの症状があります。

中度歯周炎:歯周ポケットの深さは約4~6mmほどで、歯茎の中にプラークや歯石が付着しています。歯を支えている骨が溶け始めてしまっているため歯に動揺が見られます。歯茎の腫れや出血はひどくなり、歯茎から膿が出たり、臭いがしてくる、歯が長く見えてきてしまうなど目に見える形で症状が現れてきます。

重度歯周炎:歯周ポケットの深さは7mm以上で、歯を支えている骨がかなり溶けてしまっていることから動揺もひどくなり、歯茎からの膿や出血、口臭もより一層強くなります。食事の際に痛みを伴うなど日常生活に支障をきたすレベルになり、そのまま放置してしまうと、歯が抜け落ちてしまうなどの症状が現れることもあります。

 

治療について

歯周病は、予防・治療が十分可能なものになっています。しかし、病状が進んでしまったものについては、治療が困難なケースもあります。

当医院では、歯周病の治療だけでなく、定期的なクリーニング、歯垢(プラーク)の除去、歯石の除去、予防指導などを行っています。

歯周病の初期・中期は痛みなどがなく気づきにくい病気ですが、早期に治療することで、元の健康な状態に戻すことができますので、お早めに当医院へご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME